2015年12月4日

マカオ国際版画トリエンナーレ 2 - 会場風景

マカオ国際版画トリエンナーレ 2 - 会場風景

11月28日(土)17:00開催のオープニング会場風景です。





オープニングセレモニーです。



グランプリを受賞した蒋静華 Cheong Cheng Wa さんの「澳門人」の前にはひとだかりが出来ました。蒋さんとは今年5月に京都で会っていましたので、作者が彼女と当日まで気づきませんでした。おめでとう。奥に見えるのは作田富幸さんの大会栄誉賞作品「朋友-M」です。



銀賞受賞の王立星 Wang Li Xing さんと作品「灰雪」。隣に「澳門人」。



2階では「大師作品展」が開催されています。各国先生方の作品展です。




チェコのオンドジェイ・ミハレク氏(審査員)


マカオの蘇沛權さんとジョン・エイキン氏(審査員)。エイキン氏は前スレード美術学校教授。


台湾の鐘有輝先生


コメントを聞きそびれました・・・



マカオ市井です。









 









2015年12月3日

マカオ国際版画トリエンナーレ 2015 -1  団扇絵ワークショップ

マカオ国際版画トリエンナーレ 2015 -1  団扇絵ワークショップ


11月28日(土)29日(日)、団扇絵ワークショップを無事行うことが出来ました。
会場はマカオ芸術博物館館内のマカオ工作室です。




ほとんどの参加者はマカオ工作室の版画工房の生徒さんたちで、銅版画をすでに作っていらっしゃいます。今までの作品のなかから団扇に合いそうな作品を選んでくれました。








不思議なもので四角いものとして作られた絵が自然と団扇に収まります。












記念撮影です。(疲れ気味・・・)





続いてマカオトリエンナーレ2015会場風景を掲載いたします。

なお両日にわたり配信していましたツイキャスは配信開始30分後にwifiとツイキャスのリセットが重なりあまりうまく行きませんでした。ごめんなさい。




2015年11月17日

団扇絵ワークショップ 於澳門芸術博物館

団扇絵ワークショップ 於澳門芸術博物館


日時:2015年11月28日(土) 29日(日) 午前10:00~午後1:00
日本時間 11月28日午前11:00~
GMT    同日 午前2:00~

場所:マカオ芸術博物館内版画工房 
講師:白須 純

プルシャンブルーで版画を摺り、団扇に貼る団扇絵ワークショップを「マカオ国際版画トリエンナーレ2015」オフィシャルプログラムにて開催します。

このワークショップをTwitcastingで配信予定です。

こちらにアクセス↓

http://twitcasting.tv/f:217217275112280/




江戸団扇絵の歴史講座「江戸プルシャンブルー」についてはワークショップ開催時間内で
お送りすることになりました。




2015年6月9日

エッチング・アクアチントバッグの摺り方

バッグの摺り方を紹介します。







使用するもの:生成りバッグ 銅版画インク 版画用紙 純白ロール紙

1.銅版にインクをつめます。油性プルシャンブルー使用。
2.バッグはすこし湿らせておき、摺る前に純白ロール紙と湿した版画用紙を中に入れておきます。
3.バッグの底の部分を先頭にして、プレスをかけます。
4.バッグから水分が出るので、ベッド下方にタオルを敷いておきます。
5.中の版画用紙をうまく引き抜いて、完成です。

銅板はめっき処理をしていますが、めっきをかけていなくても摺れます。
めっきをかけると強度があがり、数百枚摺ることが出来ます。
めっきは地元のめっき屋さんなどに相談するといいでしょう。

洗濯はエコモードなどで軽く洗えます。使用頻度によりますがこすれによって色落ちすることはあります。基本的な褪色はほぼありませんので敷物などに使用すれば、問題はありません。



バッグはこちらで取り扱っています。

2015年5月20日

EDO プルシャンブルー

[ EDO プルシャンブルー ] 



美術史資料;
 
文政12年(1829年)―天保元年(1830年)

  江戸浮世絵を代表する北斎「富岳三十六景」、歌川広重「東海道五十三次」を彩り、江戸の美の象徴ともされる青に使われていた青料(青い顔料)が、当時輸入されはじめたプルシャンブルーであったことはあまり知られていません。

 プルシャンブルーは1706年にベルリンのメーカー「ダイバッハー」によって発明された人工顔料で、プロシア公国とベルリンの名を取って「プロシアの青」「ベルリンの青」と市場で呼ばれ始め、やがて100年のときを経て大阪堺の薬問屋の店頭に「ベロ藍」の名で並ぶことになったのです。浮世絵師たちの中では上方役者絵を手がけた春好斎北洲がこの「ベロ藍」を使い始めたのが最初といわれています。この後数年をかけてプルシャンブルーは大阪から江戸に伝わり、その変遷と名作「富岳三十六景」とのかかわりについて、国内外の研究者によってさまざまな説が唱えられています。本テキストでは、それらの論文を再検証し各国美術館・博物館等の公開データベース画像とともにまとめたものです。
 テキストはワード形式でダウンロードされます。また関連画像はハイパーリンクで見られます。文中青い下線部分にカソールを合わせ、同時にCntrlを押しながらクリックしてください。
 
 本テキスト執筆にあたり、底本として「Henry D Smith II "Hokusai and the Blue Revolution in Edo Prints"- Columbia University」ほかを使用しております。引用についてはそれぞれの段落末尾で明記しています。尚、この場をお借りして研究家諸氏の労作を参考にさせていただきましたことを、深く御礼申し上げます。また本テキストご利用の際は、引用明記をお願いいたします。

テキストはこちらのページから(SHIRAS STUDIO HPへジャンプします)→


本テキストによる講義は2015年11月マカオ国際版画トリエンナーレ展(マカオ)の公式プログラムになっています。藍摺団扇制作ワークショップも同時開催予定です。

またアートスタジオ五日市版画教室にて藍摺団扇ワークショップを先行開催します。詳しくは
http://asiprintroom.blogspot.jp/ をご覧ください。


オリジナル団扇取り扱い先→